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映画、『武士の家計簿』を観てきました。
幕末から明治―。
これは、
実在する家計簿から生まれた、
ある家族の物語。
というお話。
主人公は、御算用者(会計)の中でも『そろばん馬鹿』として名が知れる下級武士、猪山直之。
出世はしても、体面を重んじる武家の家計は、借金がかさむ一方。
一念発起した直之は、当時の武士としては思いもよらない方法で窮地を脱する。
家財の殆どを売り払い、厳しく家計簿をつけ、それでも暗くなることなく、朗らかにつつましく暮らす家族。
父・子・その子と三代にわたり、倹約に励み、堅実に生きた親子の記録です。
以下、ネタバレにつきご注意ください。
今も昔もやはり、一番に削るところは食費なのだなぁ…、となんだか現代と重なるカンジがして、いろいろと面白かったです!
家族一人ひとりが、協力し合う姿や、父から子に伝えられる『そろばん』が、またとても重要なアイテム。
そろばん侍、と父親に批判めいた感情を持つ子供が、やがて大人になり、『そろばん』とひたむきに向き合う父を理解できる日が来る…。
そういう、誰しもの家庭でありそうな親子間の葛藤や和解も、温かく描かれているなぁ…と思いました。
猪山家に嫁いできた妻も、とても理解があって、臨機応変に家族を支えてくれています。
女性の視点から見ても、面白い映画でした。
派手さはないですが(どちらかというとTVドラマの延長のようなカンジ)、こういう映画も好きです。
ノルウェイや、ハリポタと重なって、あまり目立ちませんけども、オススメです☆